私はWebデザイナー歴約5年ですが、もともとWebに興味があったわけではありません。むしろ、Webに興味はなかった。
デザイナーになりたいという思いで知人の紹介で中小企業のWeb制作会社に面接に応募して内定を頂きました。そんな私が、未経験でWebデザイナーになることの大変さを語りたいと思います。
覚えることが多すぎてパンクする
まずぶち当たる壁は、覚えることの多さです。
社内ルールや仕事内容、Photeshopの操作にHTMLの記述方法など、覚えることがたくさんありました。
「仕事をするんだから、覚えることが多いのは当たり前じゃん。」と思うと思いますが、 Web業界は、幅広い業種のお客様とお取引するため、その都度、お客様のニーズに答えなければなりません。そのため、覚えることが多い業界だと思います。
特に大変だったのが、Web用語
特に覚えるうえで大変だったのが、Web用語を理解することです。
日常会話を例に挙げると、
さかやん「先輩、画像できました!できた画像はどこに格納したらいいですか?」
先輩「OK!なら、FTPで〇〇のディレクトリにアップしといて!」
さかやん「FTP?…ってなんですか?」
こんな感じでした^_^;
これはあくまで一例ですが、言われている言葉の一言一言が理解できず疑問を持ってしまい、入社当初は先輩方が話している言葉のが全く頭に入ってきませんでした…
見栄えがいい成果物=デザインではない
Webに関する知識が乏しい私でしたが、専門学校でグラフィックデザインを学び、作品が入賞したこともあったことから、デザインは問題ないだろうと高を括っていたんですが、その考えはすぐに変わりました。
デザインと一言で言っても、紙面デザインとWebデザインでは、対象となるユーザーが大きく異なります。
Webデザインの場合、どういった経緯・経路でユーザーがサイトに訪れるのか、クライアントの要望とデザインを作成する上でのゴールを明確にするなど、ただ見た目がよい成果物を作成したとしても、本当の意味でデザインと呼べるものにはなりません。
上記で述べたような内容が頭で分かっていたとしても、SEOの知識やニーズを知ったうえでデザインで表現できるスキルがないと、なかなか満足のいくデザインはできないと思います。
こういうところがデザインの面白さでもありますが、大変なところでもあると思います。
労働時間が長くて疲弊した
これは、私の会社がたまたまそうだっただけかもしれませんが、労働時間が長く疲弊していました。
一年目のころは、通常8:30~22:00くらいまで仕事をしていました。遅いときには、終電までもしくは会社に寝泊まり。休日出勤もざらにありました。
年々、労働時間は改善されていきましたが、労働時間は長いほうだったと思います。(今はスキルもある程度ついたので、転職して時間の問題は大分解決しました^_^)
今は厚生労働省の働き掛けのお陰か、このような労働時間の会社は減ってきているとは思いますが、激務の会社で自分の時間が取れないと試行すら停止してしまうので、入社する前に職場環境はできるだけ調べておいた方がよいと思います…
大切なのは好きな気持ちを忘れないこと
まとめになりますが、未経験で入社するということは大変な思いをする覚悟が必要だと思います。大変な思いをしたとしても、好きな気持ちを忘れなければ頑張れるのではないでしょうか。実際、私がそうでした。
この記事を読んで未経験からWebデザイナーを目指したいということであれば、私は応援します!
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